わたしムンプス難聴なんです


18年前にこどものおたふくカゼがうつり
左の頬がかなり腫れて熱が出ました


わたし、子供の頃にかかっていなかったんだなあ
くらいの呑気な感じでいましたが


熱と痛みが引いた頃に左の耳に違和感があり
キーンという耳鳴りが始まりました
(その時は蚊が飛んでいるような小さな音でした)


耳鼻科を受診すると
電話ボックスのような箱の中で聴こえの検査をし
すぐに大学病院に行くように言われ
紹介状を渡されました


夫に送ってもらって某大学病院を受診
聴力検査や、腫瘍がないか(ガンを疑ったのだと思います)
めまいの検査など行い


ムンプス難聴であることを伝えられました


ムンプス難聴とは流行性耳下腺炎(おたふくカゼ)
の原因ウイルスによる内耳感染による難聴で
急性感音難聴のひとつです
これは内耳にある蝸牛という音を感じる器官や聴神経などの異常
によって起こる難聴の事を言います


2週間入院してステロイド治療をしますか?


医師から聞かれたのですが


当時3人のこどもが小さかったので
入院はしたくないと伝えましたが
治療したくないと言った訳ではありませんでした



しかし
その時ステロイド治療をしなかったことで
私の左の聴力は失われました
ムンプス難聴は難治性ですが改善することも
まれにあるそうです


入院しない選択をした私は
医師からその説明を受けていなかったので


せっかく発症直後に病院に行ったのに
治療することができず


今は左耳の中で大きなセミが鳴いているような状態で
騒がしいところでは右からの音しか聴こえず
音がする方向がわからないので
生活していても不便だし


何よりジリジリした音が一生消えることがない
聴こえにくい生活を続けているのです


世間でたまに耳にする
突発性難聴という病気は
内耳のウイルス感染や循環障害やストレスが原因とされていますがはっきりとした原因はわかっていません。ウイルス感染のうちの数%が難治性であるムンプス難聴となります
(浜崎あゆみさんとか堂本剛さんとか病気を発表された方がいましたね)
突発性難聴は発症後1週間以内に治療することが大変重要です
難聴はその後の人生に大きく影響するのです


何年も後に
突発性難聴になったにもかかわらず
早期の治療ができなかったことを悔やみ
もし症状があったら早期の受診とステロイド治療を❗️
と訴えるネットニュースを見つけ


わたしのような当時子育て世代の主婦でも
知っていたら早期に治療を受けることができたかもしれない
無知な自分を悔やんでも悔やみきれません



つたない初心者のブログでも
誰かに役に立つかもしれない


そう思っています